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中古車販売店の在庫管理の実情とは?「動かさないクルマ」はどうなる?

中古車販売店で並んでいるクルマたち。その裏側では、どのような管理が行われているかをご存じでしょうか?
「車って置いておくだけじゃないの?」と思う方も多いかもしれませんが、実は中古車の在庫管理には手間もコストもかかるのが実情です。

今回は、「中古車の在庫管理の実情」「定期的にエンジンをかける理由」「在庫の回転」「長期在庫の対応策」について、わかりやすくご紹介します。

目次

なぜ在庫管理が重要なのか?

中古車は「生もの」とよく言われます。これは、長期間放置すると品質が落ちるという意味で、車も人間と同じように「定期的なお世話」が必要なんです。

また、店舗にとっても在庫管理は非常に重要な経営課題です。
売れ残っている車が多いということは、資金が車の形で固定されている状態。つまり「回らないお金」を抱えているのと同じです。

では、具体的にどのような在庫管理が行われているのかを見ていきましょう。

定期的にエンジンをかける理由

中古車販売店では、在庫車両に対して定期的にエンジンをかける作業を行っています。これはなぜかというと、次のような理由があるからです。

  • バッテリー上がりを防ぐため
    車はエンジンをかけないままでいると、バッテリーが自然放電していきます。長期間動かさなければ、いざというときにエンジンがかからなくなってしまいます。
  • エンジン内部のオイル循環
    オイルが循環せずに内部に滞っていると、エンジンパーツの劣化やサビの原因に。定期的にエンジンを動かすことで、機械としてのコンディションを維持できます。
  • タイヤの変形防止
    長期間同じ位置で停めていると、タイヤに「フラットスポット」と呼ばれる変形が起きることがあります。これは走行時に振動の原因になり、乗り心地にも影響します。
  • ブレーキの固着防止
    特に湿気の多い地域では、ブレーキパッドとローターが固着してしまうことがあります。これを防ぐためにも、動かすことが必要なのです。

これらの理由から、多くの販売店では週1〜2回(少なくとも月1回)ほどの頻度でエンジンをかけ、少し移動させるなどの作業を行っています。これは地味な作業ですが、お客様に良い状態で車を届けるための大切な取り組みなのです。

在庫が「ちゃんと回っている」とは?

中古車業界でよく使われる表現に「在庫が回っている」「在庫回転率が高い」という言葉があります。これは、「仕入れた車がどれくらい早く売れているか」を表しています。

たとえば、在庫回転率が高い店舗では、仕入れてから平均30日以内に売れていきます。逆に、90日以上売れ残ると「長期在庫」と呼ばれる扱いになります。

在庫がちゃんと回っているかどうかは、次のような点で店舗経営に大きく影響します。

  • 資金繰りがスムーズになる
    車が売れることで現金化され、新たな仕入れにも使えます。在庫が回っていないと、資金が滞りやすくなります。
  • フレッシュなラインナップを保てる
    新しい在庫がどんどん並ぶことで、常に最新のニーズに応えられます。来店するお客様にとっても「選びがいのある店」に見えます。
  • スタッフのモチベーション維持
    売れることで販売スタッフの成果も上がり、士気にも良い影響が出ます。

店舗によっては「月に1回、全在庫の回転状況をチェック」しており、売れ残りそうな車に対しては、価格見直しや販促キャンペーンなどの対策を講じています。

長期在庫の実情と対応策

長期在庫とは、3ヶ月以上売れていない車両のことを指すのが一般的です。これはどの中古車販売店にもある悩みの一つで、次のようなリスクを抱えています。

  • 車両の劣化リスク
    長期間動かさずにいると、上記で述べたようにさまざまな部分が劣化してしまうため、再販時に整備コストがかかります。
  • 販売価格の下落
    年式が古くなればなるほど、価値は下がっていきます。長く売れなかった車は、最終的に値引きで処分されることもあります。
  • 売れ残り感が出る
    同じ車がずっと展示場にあると、リピーターの来店客には「この店は売れていないのかな…」という印象を与えてしまうことも。

こうした問題を避けるため、販売店では以下のような工夫をしています。

長期在庫の対応方法

  • 販促キャンペーンの実施
    「今月限定特価!」などのPOPやSNSキャンペーンで注目を集め、動きを出す工夫がなされます。
  • 業者オークションへの再出品
    一般客向けには売れなくても、同業者のオークションであれば売れるケースもあります。価格は落ちても、在庫整理としては有効です。
  • 仕入れ基準の見直し
    なぜ長期在庫になったのかを分析し、次回の仕入れ時にはその反省を活かすというPDCAサイクルが重要になります。
  • レンタカーや代車としての転用
    販売が難しい車は、自社のサービス車両として転用することもあります。これにより稼働率を上げることができます。

中古車を買う側が知っておくと安心なポイント

中古車を探している方にとっても、在庫管理の実情を少し知っておくことで、より安心して購入に踏み切ることができるはずです。以下のようなポイントをチェックしてみてください。

  • エンジン始動確認をお願いする
    実際にエンジンをかけてもらい、バッテリーの状態やアイドリングを確認しましょう。
  • 整備履歴や在庫期間の確認
    「この車はいつ入ってきたものですか?」と聞くことで、在庫の鮮度がわかります。
  • 試乗してコンディションを確かめる
    特に長期在庫だった可能性がある車両は、ブレーキや足回りのチェックも重要です。

まとめ:中古車も「生きている」

中古車の在庫管理は、見た目以上に手間がかかる作業です。定期的なエンジン始動や品質チェックを怠れば、すぐに劣化が進んでしまいます。

販売店にとっては「在庫回転」が健全経営のカギであり、長期在庫への対応も重要な課題です。
購入者側も、こうした実情を知っておくことで、より安心して車選びができるようになります。

「このお店は管理がしっかりしていそうだな」
そんな視点で中古車販売店を選ぶのも、後悔しない買い物の秘訣かもしれません。

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